コンクリートに関連する資格について、特徴や難易度についてまとめました。
・コンクリート技士、主任技士
・コンクリート診断士
・プレストレストコンクリート
・コンクリート関係の資格取得を検討している人
コンクリート技士、主任技士
認定機関
難易度
コンクリート技士の試験は、四肢択一式となっており、経験記述や小論文はありません。
受験者全体の合格率は30%と低位ですが、実際はノー勉で受験に挑んでいる人も少なくないという噂を耳にするので、
実際は、そこまで難易度は高くないと思われます。
なので、未経験であってもしっかり学習すれば十分合格できる資格だと言えるでしょう。
正答率は70%以上であれば、合格ラインと言われているので、過去問やテキストを用いて繰り返し学習していきましょう。
トータル学習時間の目安は100時間程度です。
概要
コンクリート技士の資格種類には「コンクリート技士」と「コンクリート主任技士」があります。
「コンクリート技士」は、コンクリートの製造・施工・配(調)合設計・試験・検査・管理および設計など、日常の技術的業務を実施する能力のある技術者です。
「コンクリート主任技士」は、コンクリート技士の能力に加え、研究および指導などを実施する能力のある高度の技術を持った技術者を指します。
コンクリートの製造や施工だけでなく、検査や管理全般において、技術的業務を行うための知識やスキルを習得した技術者が「コンクリート技士」と呼ばれます。
建設現場において、コンクリート関係の知識を求められる環境においては、ステップアップに役立つ資格のひとつです。
コンクリート診断士
一発合格したよ!
認定機関
難易度
コンクリート診断士は合格率が16%程度の難関資格となっています。
体感として、建設コンサルタントにおいて、橋梁関係の補修設計に携わっている人が多数受験しているイメージがあります。
そのため、他の資格と違い、記念受験的な感じの人は極めて少ないと思われます。
その上、受験者数も3〜4000人と比較的少ないのに、10%台の合格率なので、難易度はかなり高いです。
私自身は一発合格することができましたが、450時間ほど学習したと記憶しています。
概要
「コンクリート診断士」は、完成されているコンクリート構造物において、建物の診断や維持管理を中心とする業務にかかわり、定められた基準に基づいた知識と技術が必要になります。
主に調査、診断、維持管理に従事する技術者のための資格と言えますが、補修設計、リニューアル工事が増えている昨今、設計、施工に従事する技術者にも非常に注目されている資格です。
コンクリート診断士の資格には、試験前講習を2日間受講することが定められており、コンクリート技士よりも高い基準が求められます。
プレストレストコンクリート
認定機関
難易度
概要
プレストレストコンクリートの計画・設計・施工・管理に携わる技術者の質の向上を図り、PC構造物の品質を確保するとともに社会の進歩発展に寄与する目的で、平成5年度に資格発足しました。
PCの計画,設計,施工および管理に十分な専門的知識と経験を有することを筆記試験および経歴書で判定され、特に「プレストレス導入」という特殊性と、それに関する現場での施工、管理に関する経験や知識が重視されます。
尚、受験にはPC技術関係業務に5年以上の経験が必要となります。
まとめ 自分の目的に合わせた資格を取ろう
一重にコンクリートの資格といっても、目的や資格を取得したことにより出来るようになることはそれぞれ特徴があります。
建設業界で働く以上は、コンクリート知識があるに越したことはありませんが、自身の目的にあった資格を選んで取得していけるといいですね。