一級土木施工管理技士はいらない 建材商社における必要性を考えてみた

一級土木施工管理技士に3回落ちているボブケンです。

コンクリート診断士は一発で合格したのに、なぜか一級土木に合格できなくてもうやる気がなくなってしまいました。

一級土木施工管理技士補はすでに取得済みです。

二級土木は所持しているし、建材商社で1次下請けしかやることないし、今、一級土木施工管理技士を取得して意味あるんか?

改めて、一級土木でなければ出来ないことを整理しつつ、身の回りに起きている需要をまとめて、モチベーションアップに繋げられたらと思います。

一級じゃないと、監理技術者になれない

元請け業者としてやっていきたい!
そう考えていらっしゃる方は、一級土木は取得して初めてスタートラインに立ったといっても過言ではないでしょう。
監理技術者の配置が義務付けられている下請契約の請負代金総額が4500万円(土木)以上になるときメインで担当することが出来る様になります。(令和5年10月13日現在)
発注者から直接建設工事を請け負った特定建設業者が、その建設工事を施工するためにした下請契約の請負代金の総額が4,500万円(建築一式工事の場合は7,000万円)以上になる場合には、その建設工事の現場には「監理技術者」を置かなくてはいけません。(建設業法第26条第2項)。
ちなみに、身近な地場ゼネコンではこの条件によって一級土木取得が死活問題となることもあります。
上述の条件に該当する物件を複数同時進行で受注するとき、物件ごとに必ず一級土木資格者が必要になります。
社長
年度明けの物件を取るのに資格者が足りないから私自身が監理技術者になるぞ!
最近付き合いがあった会社は30人規模の会社で、社長が実務を行うことはないのですが、資格者が足りないため、社長の名前を使っていることがありました。
この例でも分かるように、一級土木取得者を増やすことは喫緊の課題です。

一級じゃないと、専任技術者になれない

建設業許可を受ける上で、専任技術者を配置が義務付けられているらしく、それは一級土木施工管理技士でなければなりません。

土木関係に勤めること10年くらい経ちますが、最近知りました笑

重要事項説明するために不動産会社には5人に1人は宅建が必要なのとおんなじ感じです。多分

ですので建設業の工事を請け負って仕事をしている業者であれば、どういう業態であっても一級土木の需要は非常に高いと言えるでしょう。

ちなみに、私が勤める建材商社は工事課が2人しかいません。

専任技術者は私の上司がやっているのですが、彼が辞めてしまったら設計部門から連れてこないと建設業許可を維持することができません。

おそらく、私は会社からは取得するべきだと思われていることでしょう・・・。笑

専任技術者とは、工事の請負契約を適切な内容で結び、その工事を契約通りに実行するための役割を担う技術者のことです。

具体的な業務内容は、見積もりの作成や契約の締結関連手続き、注文者とのやりとりなど。営業所に常駐する必要があるため、工事現場に出ることはないのが基本です

なお、建設業法では営業所ごとに専任技術者の配置が義務づけられているため、専任技術者がいなければ建設業許可を受けることはできません。

【結論】需要は高い、だがモチベーションは上がらない

一級土木じゃないと出来ないことを整理すると、より需要が高いということがハッキリしましたね。

しかし、2人の子供を抱える私にとっての仕事に求めることとは、そこそこの収入と大量の可処分時間です。

ですので、需要が高いことは分かったのですが私のモチベーションが上がることはありませんでした笑

一級土木に向けた勉強時間を費やしたくない

私の実績で言うと、2次試験にむけて20時間くらい勉強したけど落ちてしまったので、多分感覚的に2〜3倍はやらないと無理です。

資格学校の記事を読むと100〜400時間は必要でしょうと書かれていますが、子育て中の親がそんなに時間を作るのは相当な努力が必要です・・・。

私の1日あたりの自由時間は、寝かしつけ後の22時〜24時と朝起きるまでの4時〜6時のうちどちらか2時間ってイメージです。

つまり、実働50日〜200日は勉強しないと合格しないってことになりますよね?

しんどい。

その時間にコツコツ文章力の本でも読んでいたいものです。

需要が高いだけで待遇は上がらない

確かに弊社でも専任技術者になりうる人間が少なすぎるせいで、建設業許可を維持できるかどうかのすごい需要が高まっている状況です。

しかし、先代の専任技術者である、定年オーバーパワハラ上司が退職後に、私の上司である32歳の後輩が専任技術者に就任したのですが

給料は全く増えずでした。

待遇改善には至らなかったのです。

先ほども述べましたが、地場ゼネコンでは監理技術者不足で売り上げの伸び悩みが発生しているので、一級土木の需要は爆鷹です。

しかし実態はどうでしょう。公表されている年休は90日程度で、実際は80以下なんてザラでしょう。

それでいて年収は100万くらいしか上がりません。

実際、時給換算してしまうと、年収200万くらいアップしてトントンくらいになるので、全く割りに合いません。

地場ゼネコン以上の規模の会社だと一級土木なんて持ってて当たり前ですし、お金は良くても転勤や長時間労働はついて回るので私にとっての幸福度は上がらないです。

待遇を伸ばすにはスキルが必要

一級土木は需要が高い資格ですが、需要の高さと会社員としての待遇は比例しません。

所詮資格なので、自分でなければならないとはやっぱり低くなってしまいます。

言うても国家資格なので、あるに越したことはないし、更新もない永久資格なので絶対にとったほうがいいのは間違い無いです。

しかし会社により利益をもたらすためには、シンプルにスキルアップをする必要があります。

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