Z世代との接し方 土木施工管理編(むしろ教えて)

  • 2023年10月15日
  • 2024年3月15日
  • 土木
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弊社にもZ世代と思われる若者がいるのですが、本当に大変で・・・。

打開策が正直見つかっていません。

現状の報告と、こうしたらいいのかなぁって妄想していることを共有していきたいと思います。笑

【結論】現場を一人で立たせずに、同伴で教えていく

結論、残念ながら打つ手はほとんどありませんでした。

Z世代の子が一人で追い詰められることがないように、徹底的に上司の業務に同行してもらい、精一杯、学ぼうとする姿勢を取らせること。

これに尽きると思います。

Z世代と言っても様々だとは思いますが、弊社の子にはこれ以外の手立てがないことがわかりました・・・。

実際の状況を書いてみましたので、読んで共感していただいたり、逆にこうした方がいいよなんてことがあればコメントいただけるとありがたいです。

 

筆者の自己紹介

改めましてボブケンです。

私は建設コンサルタントで7年務めたのち、建材商社に転職して、現在施工管理を4年経験している33歳です。

Z世代と後輩を揶揄してみましたが、私はゆとり導入世代の人間です。

社会人1年目のころは本当にひどくて、上司からは日本語が通じねーな、宇宙人かよ!となじられながら生きていましたが、

直前のゆとりなし世代との接点があったおかげで、こういった愛の鞭を受けることができたので、日々改善を繰り返すことができました。

おかげさまで、9年ほど経過した今では、地球人レベルのサラリーマンには慣れたんじゃないかなと自負しています。

パワハラ大所長の元で修行

未経験から橋梁補修工事の施工管理を始めた頃は、65歳の竹中土木を定年退職されてきた大所長さんの元で修行することになりました。

毎日のように怒られ、終業時間間際に修正事項を言い捨てられて、翌日朝7時の現場に間に合わせさせられるなんてこともしょっちゅうでした。

それでも私は、何もない自分に仕事を叩き込んでくれているんだと認識して、歯を食いしばって耐え抜きました。

もちろん途中で、逃げ出したくなったり、上司をぶん殴りたくなったり、車を蹴って凹ましたりもしましたが、今となってはこのストレスこそが成長を促してくれたと思っています。

負の欲求が最大の原動力(結果2年で習得)

夜にこんなこと言われたって、明日までになんとかなるわけないだろ!
あぁでも、何もせんで言ったらこいつまたガミガミうるさいんだろうなぁ・・・。
嫌だなぁ・・・。
仕方ねぇ、やるか。
何度も今までの自分の感覚でいいや、苦労しないで楽な選択をとっちまおうよという誘惑がありました。
しかし、上司のストレスがそうさせてくれませんでした。
でも人間ってこれ以外で行動を変えることってできますかね。

私は文句ったれながらも、がむしゃらに食らいついて行った結果、今では一人で橋梁補修工事10工種ほどからむような工事でも、工程管理、品質管理、原価管理、安全管理をしながら業務進行できるようになりました。

まぁ元請としてではなくて、あくまで1次下請けとしてなので、やるべきことの量もさほど多くないと思われますけどね。

この経験から、未経験から特に土木施工管理を学ぶとなると、どうしても、パワハラを一回潜り抜けた方が手っ取り早い気がしています。

大パワハラ禁止時代(後輩ちゃん限定)

とは言っても、パワハラはやってはいけないことです。

時代がどうこういう問題ではなく、人生を大きくマイナスに振らせることもあるので、極力避けるべきです。

ただ、弊社の後輩ちゃん、26歳、女性はそういう次元ではないのです。

過呼吸で倒れる

ある時、弊社が1次下請けとして施工管理を担当して、下請け業者に転落防止柵を10mほど施工させる工事がありました。

その時の業者はあまり腕の良い業者ではなかったのですが、結果的に、転落防止柵をぐらついた状態で納品しそうになったのです。

トラブルがあれば、施工管理として慣れて入れば、即座に確実に固定できる方法を検討したり、業者を指導したりして、転落防止柵の本来の役割を果たせるように補修します。

施工管理として現場についている以上、ミスを野放しにしてはいけません。

しかし、今回一人で担当を任されていた後輩ちゃん(26歳)は違いました。

どのように対応したかと言うと、職人からミスを申告され、中途半端な対策案を聞かされた時に、鵜呑みにして転落防止柵がぐらつく状態で放置したのです。

当然、元請けの目に留まり、ブチギレられました。

元請けさん
転落防止柵がぐらついてんだけど!?
供用開始まであと1週間だよ!?
どうしてくれんの!?

早急に工事部長や営業部長など責任者全員召集をかけ、フルパワーで対処したことでなんとか納品することができました。

しかし、関係者全員が、この件を放置できる後輩ちゃんの神経のヤバさに危機感を募らせたのは言うまでもありません。

流石にヤバすぎるので、甘やかしまくってきましたが、各々が少し指導的な言葉をかけるようになりました。

ボブケン:今回のことは深く反省してください。人が死んでたかもしれんのですよ。

上司:現場管理って何やるか知ってるか?

担当営業マン:自分のプライドもあるとは思うが、人の意見に耳を傾けることも大事だぞ。

甘すぎだろってくらいの優しいワードでみんなで責め立てるような構図にならないように気を使いながら時間をかけて指摘していきました。

何よりも後輩ちゃんの未来を思ってみんな言っていたと思います。

しかし、その思いとは裏腹に、熱りが覚めてから2〜3週間後に、担当営業マンから言われたことをトリガーに過呼吸で倒れてしまいました。

後輩ちゃんは”大切にしろ”(現場に立たせない&パワハラ禁止令)

指摘してただけ。

伝える必要があると感じたことを伝えるときには、威圧的な態度は取らず、きついノルマを与えたり、必要以上に拘束して説教することも誰もしませんでした。

それでこの事態になっているので、今度やれるのは、示唆のみです。

ぼぶけん
多分、こうした方がいいんじゃないかな〜?
(馬鹿野郎!そんなことしていいわけねーだろ!そんなこともわからないで何が管理だ!一回失敗してんだから反省して活かせよ!反省したフリだけなら誰にでもできるんだよ。次頑張りますでは済まないミスをしてるんだからせめて姿勢だけでも示さないと!)

みんな頭の中は上記のカッコ内のような状態ですが、もう諦めムードです。

現在地を認識してもらい、目標設定をして、それに向けて小さな一歩を応援する

日本で一般的に使用されている日本語では表現しきるのが困難な気がするので、あまり例が内容な日本語を使ってみました。

詰まるところ、何をするかと言うと、上司としては、応援するだけです。

今のゆとりを超越した世代と言われるZ世代に対する接し方の答えは応援なんです。

やってることが未熟だけど、努力もしないし、やり方も分かっていないけど聞きもしないし、アドバイスもらったら不貞腐れるのがこの子の特徴です。

こんな暴れ坊でもいなくなると困るのも事実なので、そっと、優しく保護していいきます。

大切なのは、応援することと、伴走して、自分で気がつかせること。

皆さんの会社にもうわぁ〜これがZ世代ってやつかって人が何人かいると思いますが、是非参考にしてみてください。

もっといい意見を知ってるぞという方は是非ともコメントを頂けるとありがたいです。

 

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