そろそろ手狭になってきたし、家建てたいなぁ。
って軽く考えて、ハウジングセンターを予約して行ってきました。
ひと昔(5年前くらい?)は3,000〜4,000万円あれば建てられたと認識しているのですが、説明の冒頭でこう言い放たれました。
現実を一発目に教えてくれたことは非常にありがたいですが、その現実の壁の高さに打ちひしがれてしまいました。
え?今の生活レベルを劇的に落としてまで買う必要ってあるのかな?
とまで思いましたが、よくよく考えれば、土木工事で5,000万円くらいの物件はざらにあります。
一生をかけて、どこぞの橋かも知らないのに耐震補強をやるくらいだったら、自分の家に5,000万円かけるなんて、
なんて有意義なんだろう!
そんな着地をするための駄文です。
・暇な人
重要法定外道路の耐震補強で5,000万円
誰が使うん?迂回すりゃよくね?って橋ですが、あらゆるリスクに対する対策工事を実施します。
- 工種一覧
- ・支承補強工事
・床板増厚補強工
・上揚力対策構造(鋼製ブラケット、最大600kg)
落橋リスクがある鋼桁橋を補修に5,000万円
これは、いい工事でした。
高速道路の真隣の小さな橋ですが、大型車両がインターチェンジに乗り込むためにバンバン通る抜け道になっていたのでこれは本当にやって良かったと思います。
- 工種一覧
- ・伸縮装置取り替え工
・鋼桁補修工(クラック補修)
・断面修復工
・ひび割れ補修工
10年以内ぐらいに、一度、伸縮装置は更新されていたのですが、某ガイ○ップジョイントが損傷を起こし、桁端部や橋台が雨水に晒し続けられると言う危険な状態でした。
すでに数年間は雨水にさらされていたことが影響してか、桁端部の腐食が激しく、何箇所か微細なひび割れが確認されました。
鋼桁におけるクラックは非常に深刻で、放置すると落橋や床版崩壊などのリスクをはらんでいるのでとても重要な工事だったと思います。
施工中もとても交通量が多く、既設躯体を標準よりも大きく取り壊す計画となっていたため、9〜21時と12時間に渡る施工となりましたが、何とかなりました。
終わってからも何度も通るような重要な道路ですが、無事完工したことによって、市民に大きい便益をもたらしてくれてるなと充実感あります。
【結論】どちらも有意義です
好きかって書いてしまいましたが、決められたことにそう文句を言うものではありません。
公共事業なんで、予算が編成されていて、現段階では、限界集落などに対する長期的なプランを打ち出していることはありません。
公平性を保ち、あくまで原住民を対象として、必要であるかどうをを考え、優先順位をつけて順次予算の許す限り毎年工事を進めているのです。
ええ、なので、家は買いたければ買えばいいし、どんな工事があったとしても文句言わないで黙っていい仕事することだけに注力しておけばいいんだよということですね。