一級土木施工管理技士の二次試験に二回落ちている筆者が、必ず合格するために、考えた学習方法を共有します。
学科記述では過去問研究、経験記述は問題集の例文を徹底分析することで、合格を確実にします。
・とにかく一回で合格したい人
・二次試験をギリギリのラインで合格しようとした筆者の失敗談を聞きたい人
一級土木施工管理技士二次試験の内容とは?
一級土木施工管理技士の二次試験は大別すると、学科記述と経験記述の二つに分かれています。
二次試験のみ申し込む方も、一次試験からの受験者と同じ時期に申し込む必要があるので注意が必要です。
二次試験の申し込み日程
私のように、再受験の肩はインターネット申し込みがありなので、令和6年3月22日~令和6年4月5日に申し込みを完了させましょう。
ちなみに、申込用紙の販売は、以下の日程になります。
対面による窓口販売:令和6年2月26日(月)~令和6年4月5日(金) (土日祝休み)
学科記述
学科記述は必須問題と、選択問題(1)、(2)の3つに分かれています。
必須問題(問題2〜3)
2. コンクリートに関する記述の穴埋め問題
3. 施工計画に関する検討事項や留意事項の記述
選択問題1(問題4〜7)
品質管理・安全管理・法規に関する記述の穴埋め問題。
4つの問題中2つを選択して解答する。
選択問題2(問題8〜11)
土工・コンクリート・工程管理・安全管理に関して、工法名や工法概要、留意事項や措置の内容などを選択して記述する問題。
4つの問題中2つを選択して解答する。
問題によっては計算問題の数字を回答する箇所もあったりしますが、基本的には全て記述回答となります。
一度出題の傾向を掴むために過去問を解いてみて、得意分野で山を張るのも戦略として良いでしょう。
それぞれの出題傾向を捉えて、自分の得意分野を選択して優先的に学習を進める必要があります。
経験記述
経験記述問題は毎年、『工程管理』、『品質管理』、『安全管理』、『出来形管理』のうちどれかが出題されます。
確実に合格を物にするためには、工事物件を選定したら、全ての課題で記述できるように用意していきましょう。
学科記述対策は過去問研究に尽きる
学科記述問題は過去問を研究に尽力することをお勧めします。
ここでは小手先のテクニックに頼るのはやめて根性論で勝負で勝負しましょう。
過去問を10年分はとく
最初は、完全に理解しすることよりも、自分の得意分野を把握することに集中しましょう。
まずは、過去問を数年分といて、解説をガッツリ読み込みます。(添付図参照)
最初のうちは内容が全然頭に入ってこないと思いますが、まだマシだなと感じる分野があるはずです。
時間感覚と得意分野が把握できたら次のステップです。
必須問題を満点に、選択問題を山張って満点に
数年分の過去問を解いて自分の得意分野が分かってきたと思います。
必須問題(コンクリート、施工計画)は全て回答する必要があるので、単純に繰り返し学習するしかありません。
一方、選択問題は違います。
選択1、2でそれぞれ2問ずつ解答できるように得意分野を重点的に学習しましょう。
一度解いた過去問を二周目解く
一度で終わっていては意味がありません。
私のような二次だけ落ちている人は試験までの時間が有り余っているはずなので、必ずn周しましょう。
いやと言うほど学習して、もう問題文を覚えてしまうくらいなところまで持っていきましょう。
一次試験が終わる頃までに、ほぼ満点を取れるテンンションまで持っていくことが重要です。
そしたら次のステップに移行しましょう。
経験論文対策
前項で、記述問題をほぼ満点レベルまでマスターしたところで、経験論文対策に移行しましょう。
経験論文は、1番目の問題として出題されますが、学習ステップとしては逆です。
明示されていませんが、学科記述でボーダーを超えてこない人は経験論文の採点はされないと思ってます。
書き方を分析しよう
論文の例題週は山ほどありますが、自分の分野とドンピシャになることは非常に稀です。
経験記述問題については、毎回3種類分くらいは用意できていないと、出題に対応することができず不合格になることがあります。
ですので、安全管理や工程管理など、種類別で他の工種であっても、どういうことを要点として文章化しているのかということを分析することが重要です。
自分の経験に基づいて論文を作成する
ここまで来れば、おそらく自分の力で作成する力がついているとは思います。
自分の力で、出題されそうな3〜4分野ほどの内容について経験記述を作成していきましょう。
<本当に不安な場合は、以下のような添削サービスに課金することも一つの手です>
添削サービス使って一発合格しておけば良かったと後悔しています。
覚えた内容を書く練習
丸暗記することは当たり前なのですが、試験当日は時間内に書ききる必要があります。
覚えているだけはなく、順序立てて記述する力を発揮することができて初めて合格に近づきます。
試験当日だと、内容は覚えているけど、記憶の中で前後してしまい、文章の雰囲気が違ってしまってテンパる可能性があります。
丸暗記にとどまらず、書く練習を繰り返すことをお勧めします。
【一級土木は一生もの】時間と金を投資してでも早めに取ろう!
一級土木は更新が必要ない永久資格になります。
転職には困らないし、まず食いっぱぐれることはありません。
時間がある人は、今回説明してきたような勉強方法で十分な学習時間を確保してください。
時間がどうしても撮れない人は、有料の講座をとってもいいと思います。
自分の市場価値を上げた状態でキャリアを過ごす時間を少しでも長くできるなら課金もありですよね。