鬱 パワハラ上司から回避する具体的な方法

  • 2023年5月11日
  • 2024年3月15日
  • 土木
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サラリーマンとして働いていると、パワハラ上司に当たってしまうことってありますよね・・・。

パワハラ上司のもとで限界まで働いた結果、私は『抑鬱状態』になり、休職することになりました・・・。

復帰するには1年近くの時間を要したのですが、パワハラ時代に経験したことは残念ながら現在思い出すことがほとんど出来ません。

あんなに耐え忍んだ日々だったのに、ストレスで記憶が半分消えています。

こうなっては遅いので、自分の小さなサインに気がついて、ちゃんとパワハラ上司からは距離をとっていきましょう。

・現在パワハラ上司のもので働いている人
・今の自分が未熟だからもう少し耐えようと思ってる人
・環境を変えることを甘えだと思っている人

結論:成長するのにハラスメントは必要ない

今、パワハラ上司の元で働いている方の中には、心のどこかで、自分は未熟者だから仕方がないと感じている人もいるのではないでしょうか。

実際私は、就職してからずっと仕事が出来ないやつだと評価され続けていたので、自分に自信がありませんでした。

そのため、人格否定をしてくる上司の発言にどんなに傷ついても、『これは自分の為だから仕方がないんだ』と思い込んでいました。

しかしそのパワハラの日々も2年間続くと最終的には、以下のような症状が出てきて、仕事どころではなくなり、休職や部署移動など、逃げることも出来なくなってしまったのです。

・体の節々がズキズキ痛み出す
・歯の付け根が針を刺したような痛みが走る
・吐き気がする
・最寄り駅の改札から出られなくなる

そうなってからでは、自分の人生の主導権を再度取り戻すのにも非常に時間がかかってしまいます。(私の場合は約1年)

あれ?これってパワハラかも?ちょっとキツいかも・・・。って感じたそこのあなた!

年齢は関係ありません。今すぐに『逃げの一手』をとりましょう。

私は以下の手段を実践しました。順を追って解説していきます。

・産業医に相談
・友人に相談組合に相談して部署移動をしてもらう
・休職(抑鬱状態診断後)
・転職

実録 パワハラ受けた経緯

まずは、パワハラ上司の元で働き、休職することになった経緯を紹介します。

業種や年齢関係なく、似通った状況だなって思ったら即、行動を起こしましょう。

志願して、パワハラ上司の元へ

建設コンサルタントという、土木関係の設計会社で働いていた私は、入社2年経っても全く仕事ができない人間でしたw

そのレベルとは言うと、覚えておかないといけないことをメモするとこまではいいのですが、

メモしたこと自体を忘れて、締め切りになっても全然提出物を出さない、

毎日のように遅刻してくる(みんな定時にこない会社でしたがw)

などなど、あげるとキリがありません。

しかし、それは自分の甘さが原因なんだと思い込んでいてた私は、パワハラで有名な上司のもとに志願して自分を叩き直そうと考えていたのです。

パワハラ上司とタイマン

パワハラ上司は、元々6人くらいいた部署の部長だったのですが、一人ずつ集中的にパワハラを仕掛けていきました。

その結果、自分が配属されて半年もしないうちに上司と私の2人部署になってしまいました。

それまでは、私は若いからと甘やかされていたのですが、ジワジワと人格否定をするような説教を毎日のようにされるようになっていきました。

最初はまー受け流してればなんとかなるだろ、次回からはしっかり頑張ればいいんだから

みたいに思っていましたが、次第にダメージが蓄積していき、最終的には足し算引き算が暗算で出来なくなるほど弱ってしまいました・・・。

説教部屋で毎日2時間(産業医に相談)

何かミスや気に食わないことがあると、毎日、会社の中にある個室に連れて行かれました

四角い机が一つあって、椅子が2脚、掛け時計が一つあるだけの空間です。

 

そこで私は毎日2時間以上説教を受け続けました。

謎に、どんだけ起ころうが定時に帰してくる上司だったので長時間労働になることはなかったので、むしろ怒られて働く時間が少なくて済むんだからラッキーじゃね?くらいに思っていました。

しかし、日に日に精神は病んでいき、体の節々が傷んだり、歯茎を針で刺すような痛みが襲ったり症状は悪化していきました。

ちなみにこの会社は建設コンサルタンで最王手の会社の子会社だったため、産業医との面談が整備されていました。

健康診断の後、産業医との面談をするか参加の意思を問われ、助けを求めるような意味で、会社の同僚などが心配して何か手を打ってくれることを期待して、面談を希望しました。

そこで先述のような症状を相談しましたが、以下のような対応をされ、心の中にあるSOSには気がついてもらえず、結局働き続ける日々に逆戻りしていきました。

産業医
どうしましたか?
ぼぶけん

かくかくしかじかで、体に異変を感じてまして…。

産業医
それは体にストレスがかかっているんだね。
君はそれでもがんばっていこうと思っているんだろう?
ぼぶけん
(こんなしんどい思いをしているのに、ドクターストップかけてくれないの!?自分で言えないからここ来たんだが・・・)はい
産業医
じゃあ今日は終わるよ。また辛かったら来てね。
ぼぶけん
(医者は最終手段だと思ってたが、何もしてくれないのか・・・。)わかりました・・・。

 

・体が痛くても、原因が精神的な物の場合は、精神科のプロじゃないと何も解決にはならない。
・抑鬱になった原因の一つとして、言語化能力が著しく低いことが挙げられると思います。
なので、自分の中の言葉にならない色々な思いは、口に出したり、紙に書いたり、SNSの裏垢で呟いたり、アウトプットする習慣をつけておくべき

親が死んでも俺は働いた(友人に相談)

パワハラ上司は打ち合わせの度に私を飲みに連れて行きました。

正直貧乏性だったので、最初の頃はタダで飯と酒飲めるし最高じゃんって思ってましたw

しかも、飲んでる時は説教とか全くなく、ミスに関しても今後やってけばいいよ!ってだいぶ前向きな感じだったのです。

ただ、毎回仕事にしたいして一生を捧げて全力でやるだろ?みたいな感じで強要してくることがあったので

ある時思い切って、過重労働が常態化している業界なのでいつか辞めたいです。

と思いを吐露した時がありました。

そしたらブチギレ始めて・・・。最終的には親が死んでも冷凍保存して火葬を2〜3日先送りにして仕事に捧げたてきたんだぞ

それを否定するというのかー!!!ってブチ切れてきたのです・・・。

まじわけわからん。流石に自分の価値観を人に押し付けすぎですよね。

当時は、パワハラ上司に言われたことに対して肯定的にすることで成長して行こうって思っていましたが、今度ばかりは我慢の限界でした。

そんなある日、社外の友人と飯を食いに行った時に、もっと素直に言っていいんだよ、本当はどうしたい?周りと比べて自分が劣っているなんて、そんな考えすぎなくていい

あなたは十分頑張ってる

立て続けにこんな言葉を言われて、気がついたときには大号泣していました。

私は自分の気持ちに無理を言って、パワハラ上司の元で耐え抜いていたんだと気がつかされました。

あれ、なんで俺こんなに辛い思いをして働いているんだっけ、こいつの言う通り別にどっか他のとこで働いたって飯くらい食えるじゃん

いち早くパワハラ上司の元から逃げよう・・・。

ついにそう思えたのです。

・愚痴を言ったり、自分の気持ちを素直に吐き出す習慣はマジで重要
・その上で、本当に自分が思っていることを素直に行動することが解決への大きな一歩
・精神や体の悲鳴に気付いて救う行動を起こせるのは自分自身だけ。色んな人の力を借りて自分のための行動を起こせるようになっていこう。

組合に相談→部署移動

友人に相談した翌日には、組合の若手リーダーみたいな人を呼んで、限界なのであいつの元から解放してほしいと嘆願に行きました。

組合どころか会社全体が、あのパワハラ上司の部下は今大丈夫なのか?って気にかけている状態だったので、

相談した翌日には別の部署に移動することができました。

移動したけど症状悪化

ぶっちゃけますが、パワハラ上司のところで働いていた時に会社に出社できなくなったわけではありませんでした。

このままだと俺がおかしくなってしまう!って思って、藁にもすがる思いで移動を申し出たのですが、

振り返ると、この時すでに『抑鬱状態』だったので、間違いなく『休養』が必要だったのです

周りにはしんどい状態であるってことは伝わっていたし、移動すれば解決すると思っていたのは俺だけではないはずです。

しかし、どう考えても症状が悪化する日々でした。

あのパワハラ上司の元から離れることができたんだから、普通の社員と同じくらいには頑張ってくれないと困るよ

って周りの先輩社員からは思われていたんだと思います。

自分の心の中では、『そんなこと言ったって、今は前みたいに頭働かないんだよ…わかってくれ

って悲鳴をあげていました。

最終的には、その悲鳴が体の行動を制限するようになって、改札を通ることが出来なくなり、休職することになりました。

うつ病になってからでは遅い

心の病であるうつ病が世間で問題視されるようになってから久しいですね。

しかし、各個人はいざ自分がその境遇にあってしまったら、どう対処したら良いか分からなくなるものです。

一度、こういった経験をした私は常にリスクヘッジとして、転職活動を定期的に行っています。

実際に転職するかどうかはさておき、ストレスが過剰にかかったかな?って思った瞬間にはやめられるように、常に自分の市場価値をチェックするようにしています。

最近では、オンラインで社長面談ができることも増えてきており、気軽に転職活動することができるのでお勧めです。

 

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